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心を癒されに旅した時のブログ

初日の出と沈む夕日

朝4時前に起きて支度をし、04:30にホテルの前のトゥクトゥクと合流だ。今日のドライバーは「バル」さん。辺りはまだ真っ暗だ。

 

こんなに暗いと流しのトゥクトゥクもいないし、昨晩予約をしておいてホント良かったよ。出発して幹線道路を走っていると屋台のバイクが走って行く。家路に帰って行くのか、今から仕事なのか・・・。

 

15分ほどでにチケットセンター到着。前回アンコールワットに来た時のチケットセンターはココじゃなかった。2016年4月に新しくなったらしくてすごく広い。北朝鮮が運営しているそうだ。

 

チケットを購入する人がどんどん増えてくる。あと10分遅く来ていたらヤバかったかもな。

 

3日券40ドルを購入。

 

まだ暗い参道を他の観光客と一緒にぞろぞろ歩き、朝日を見るためのベストポイントに到着。左手前側のため池だ。ここは池に反射する「逆さアンコールワット」を見ることが出来る。05:30に池の前に到着するともうたくさん人だかりで、場所取りがすごい。初日の出を見るために世界じゅうから集まって来ているのか。時折日本語も聞こえるがやはり中国人が多い。

 

だんだん明るくなってきて06:52に初日の出。今年一年も良いことがありますように。太陽が顔を出すと、みんなそそくさと引き上げて行く。

 

一旦トゥクトゥクの「バル」さんのところに戻って近くのレストランへ連れて行ってもらう。ドライバーたちは自分たちが提携しているレストランにお客を連れて行ってバックマージンをいくらかもらっているのだろう。

 

エビチャーハンとロックラックポーク、アンコールビールで10ドル。

 

続いて「アンコールトム」に向かう。アンコールワットからは少し距離があるのでトゥクトゥクに乗る。象に乗っている人たち楽しそう。

 

アンコールトムの中心にあり、宇宙の中心とも言われている「バイヨン」だ。大きな顔の菩薩像がいたるところにある。50面を超える異なった顔の石像だ。ここにいた古代の人たちはこのたくさんの巨顔の前で何を思ったのだろう。

中国人の観光客が多く、遺跡の前でグラビアアイドルのようにいろんなポーズをとりながらパシャパシャとすごい枚数の写真を撮っていた。そのポーズを見ている方がちょっと恥ずかしい・・・。

 

アンコールトムの中にはたくさん遺跡がある。バプーオン、王宮、ピミアナカス、象のテラス・・・ボクたちは地図を見ながら順番に遺跡を見て回った。

 

象のテラスやライ王のテラスなどは移動距離も長く大変だ。強い日差しに照らされて身体中の水分が失われていく。

 

いったん、ライ王のテラスのそばにあるお土産や食堂があるエリアで休憩することにした。

 

ココではビールを飲まずに、マンゴーシェイク、ウォーターメロンシェイクを注文。2ドルずつ。美味いな。

 

休憩した食堂の奥に大仏があった。アンコール遺跡の中に仏教の施設もあるんだな。礼拝している現地の人もいた。

 

ジュースも飲んだのでトイレに行ってからもうひとふんばり遺跡を見て歩く。でもアンコールトムの中はホント広いな・・・。

 

次はトゥクトゥクに乗って「タ・ケウ」に移動だ。

 

ピラミッド型のタ・ケウは形がとてもカッコいい。正面にど〜んと長い階段があり、上の方まで登ることができる。

 

登って下を見下ろすと・・・結構怖い。登るのはいいけれど階段が急なので下を見ながら降りるのは腰がすくんでしまう。

 

遺跡の中央には仏像が祀られていた。

 

続いて「タ・プローム」。

 

前回来た時には大きな遺跡の一角にデカイ根が巻き付いているだけの印象だったが、あらためて見ると遺跡のあちらこちらに根が張り巡らされている。

 

小さな芽が長い時間をかけて少しずつ成長し、遺跡を覆い尽くすほどの巨木になったのを見ると、想像できないくらいの長い時の流れを感じてしまう。

 

朝からずっと歩き回っていたし、タ・ケウやタ・プロームもすごく大変だったので今日はこのあとアンコールワットを巡るのを諦めることにした。お腹もすいたしバルさんの提携?のタプロームレストランに連れて行かれ、そこでランチにすることにした。シーフードヌードルとロックラックとアンコールビールで、18ドル。高いな。そんな美味しくない。まぁ、観光客価格だな。

 

 

そのあと「プノンバケン」に登るために移動。カンボジアの現地の人たちがのんびり公園で寛いでいるのを見て、日本と変わらないなぁと感じた。

 

15:44にプノンバケンの入り口に到着した。そこでトゥクトゥクを降り、歩いて山頂を目指す。

 

しばらく上り坂を登り、プノンバケンの遺跡の入り口のところに着くと、もう結構な人数の人たちが並んでいた。以前来た時はすんなり登れたような気がするが、今回は長蛇の列だ。みんな夕日を見ることが出来るかどうか気が気ではない。

 

ボクたちは辛抱強く並んでいたのだが、なぜか中国人たちが列の横を通り過ぎて行く。意味がわからない。優先入場とかがあるのか?それでもみんな辛抱強く並んでいると、とうとうアメリカ人がブチ切れた。「Hey You ! こっちは2時間待ってるんだ。割り込むな!」と。そこに並んでいた人たちは同じように感じたらしく、そのアメリカ人の若者に拍手喝采。

 

列が進み出したと思ったら遺跡に登る階段の前で長蛇の列だ。山頂の遺跡は人数制限しているのか、降りた人数だけ新しく登れるみたい。この時間のプノンバケンに来る人なんてみんな夕日見に来ている訳だから沈む前に降りる人なんでほとんどいないよ!以前来た時はそんな感じじゃなかったのに・・・。結局2時間半待って太陽が沈むギリギリに登ることが出来た。

 

大勢の人が夕日の方向にカメラを構え、今か今かと沈む瞬間を待っている。突然、韓国人の女性が前に割り込みボクの目の前に立ちやがった。ぜんぜん夕日が見れない。「Please sit down」と言ってもすぐに立ち上がってまったく見えない。さすがのボクもブチ切れた。・・・「Hey You !」

 

今日は雲が多くてあまり良い夕日を見ることが出来なかった。なかなかプノンバケンには恵まれないや・・・。

 

19:10頃にホテルに到着した。バルさんには20+2ドルを渡す。今日1日お疲れ様でした〜。

 

夕飯を食べるためにオールドマーケットのそばの168番屋台でフライドヌードルベジタブル&エッグ(1ドル)と豚肉入りフライドヌードル(2ドル)、アンコールビール2本を注文。合計5ドルしかしない。そして美味い。カンボジア最高!

 

手持ちの現金が少なくなって来たのでクレジットカードでキャッシングをすることにした。観光都市だけあってATMはいくつかある。しかし10軒くらい巡ってやっとおろすことができた。ATMを運用している銀行によって手数料は違うけれど、キャセイ銀行のATMを使って300ドルキャッシングしたら何も言わずに6ドルほど手数料をとられた。カナダ銀行の手数料は5ドルだったのに・・・。

 

ナイトマーケットに行く途中のストリート沿いの店でフローズンヨーグルト試食。美味しかったけれど結局別の屋台でマンゴーシェイク(1ドル)を飲んだ。南国のマンゴーはホント美味い。

 

象の絵が書いてあるサンダルをボクのと嫁ちゃんのぶんを買って2つで7ドル。ホントは10ドルだったけれど7ドルにまけてくれた。この象柄可愛い。

 

ナイトマーケットに行く通りにはマッサージ店がたくさん立ち並んでいる。怪しそうなお姉さんたちが客引きをしている。前回来た時、個室で真面目なマッサージを受けていたボクの耳元で「スペシャ〜ル、マッサージ、スペシャ〜ル」と連呼していた店もある。今日は嫁ちゃんと2人なのでもちろん健全なマッサージをすべく、店の前のオープンな場所でフットマッサージを受ける。30分で1人3ドル。極楽だ。1ドルずつチップを渡し店を後にした。

 

ホテルに戻る途中の酒屋でビールと100PLUS(合計2ドル)を買って部屋に戻った。

明日は時間をかけてアンコールワットを見るのだ。