8時前に起きて朝食までの間、部屋の中を見せてもらった。外観からは想像できないようなオシャレな部屋だ。キューバの平均月収は20ドルと言われている。しかし今回の宿泊は1泊40CUC。1CUC=1USDなので1泊の値段でキューバの2ヶ月の収入だ。キューバでは医者よりタクシー運転手やこういうCASA経営のほうが儲かるらしい。
ベランダもオシャレに飾り付けられている。
ベランダから見る景色は廃墟みたいだけどね。
CASAでの朝食はとても美味しかった。搾りたてのフルーツジュースも最高だ。
これから2泊3日の予定で世界遺産の街「トリニダー(Trinidad)」へ行く。バックパックを宿で預かってもらい、最低限の荷物だけを持って出発だ。
9時にタクシーに迎えに来てもらい、viazulのバスターミナルへ向かう。ターミナルまでの料金は10CUC。
15分ほどでviazulのバスターミナルへ到着した。
予約済みのプリントアウトを持ってチケット売り場に並んだら「ここはチケットを買う窓口で、チェックインは奥よ。」と言われて奥に移動。
奥に行くと、乗り場の待合室とチェックインカウンターがあったが、すごくたくさんの人たちが並んでいる。しかし全く進まない。なぜこうも効率が悪いのか。やはり社会主義国だからなのか。
列もグチャグチャだしカオスだ。トリニダー行きのバスにチェックインをしたいだけなのに「今はバラデロ行きだけよ」と言われ、ひたすら待つ。
トイレに行くと個室にドアがなかった。今まで便座が無いトイレはあったが個室にドアがない。大きいのをしたい時にはどうするのだろう? 悩んでいる暇はない。便意を催したボクは、エアー座りだけでなくオープンうんちっちにチャレンジ。これなら山の中でする方が気が楽だわ(笑)。
洗面所にミネラルウォーターのペットボトル。たぶん飲料用ではないだろう・・・。
トリニダー行きバスのチェックインをしたいのだけれどもカオス状態でなかなかできない。受付でもまったく相手にしてくれない。並んでいる人たちもどうしたらいいのか分からない感じだ。
同じくトリニダーに行くイタリア人のお兄ちゃんが再びトライする。なんとかチェックインをしてチケットを発行してもらえたのでボクもトライ!
やった〜チケットもらえた。チェックインしてチケットをもらうだけなのに何故こんなに大変なのだろう・・・。
やっとトリニダー行き10:45発のバスが来たようだ。
早速乗り込む。
席番号は関係ないみたいなので空いてる席に座る。後ろにトイレはあるが使えるのかどうかは分からない。
いよいよ約6時間のバス旅がはじまる。
13時にレストランで昼食休憩。ココで皆降りないといけないようだ。
いわゆる提携レストランなのだろう。トイレもあるがもちろん有料だ。
他の乗客と同じくサンドイッチの列に並んでみる。列の人に聞いてみたらサンドイッチが4CUC、ブュッフェがら10CUCらしい。サンドイッチを1つ買う。嫁ちゃんと半分こだ。
マンゴージュースは2CUC。
外の椅子に座ってランチ。観光客価格で高いし社会主義国らしく雑だな。
16時にシエンフエゴス(Cienfuegos)という街のバスターミナルに到着した。そこで何人かが降りて何人かが乗って来た。日本人も4人ほど乗って来た。シエンフエゴスも世界遺産の街だが今回はスケジュールの都合でボクたちは素通りだ。
ずっと内陸を走っていたのだが海が見えてきた。ハバナで見たキューバの北側の海ではなく、島の南側の海だ。夕日が海に沈んでいく。
17:50にトリニダー(Trinidad)のバスターミナルに到着した。
バスターミナルを出た道沿いにはタクシーやCASAの客引きたちがたくさん待っている。
バスターミナルから今晩泊まるCASAまではそんなに遠くないので歩いて行く。
なんかすごいバスだな・・・。
閉まりかけのお土産店。チェだ。
石畳の道路はアスファルトと違ってヨーロピアンな風情があるね。
10分ほど歩いて本日泊まる「CASA AMATISTA」に到着。2泊で70CUC。
グゥアバジュースをもらって飲んでいると、「実はダブルブッキングで悪いけれど2泊できない。1泊は他のCASAに泊まってくれないか」と。オフィシャルサイトで予約したのにな・・・。
道を隔てた「CASA ARIANA」に泊まることに押し切られた。同じ値段だが部屋が狭いな。宿のおばさんの名前はミーカさん。
宿に荷物を置き、「地球の歩き方」にも載っている「La Canchanchara」に来た。
「壺カクテル」が人気だそうだ。1杯3CUC。
生バンドの演奏を聴きながら壷カクテルを飲む。蜂蜜が入っているので甘い・・・。
「ホセ・マルティ広場(マヨール広場)」の教会の横に行ってみるとたくさんの人たちがいた。ココも「ETECSA」のWiFiスポットになっているようだ。
夕飯は「La Colonia」という店に入ってみた。入り口付近で食事をしていた欧米人のファミリーに「この店は美味しい?」と聞いたら「美味しいよ」と言われたので入ってみたのだ。
ここでもビールを飲みながら生演奏を聞く。キューバらしいね。
エビガーリック炒め、チキングリルを注文。とても美味しかったけれども来るのにすごく時間がかかった。生演奏と歌、食事と飲み物、全部で22.45CUC。
お腹いっぱいになったボクと嫁ちゃんは再び「ホセ・マルティ広場(マヨール広場)」を通って宿に向かった。
宿の近くには良さそうな雰囲気のバーがあるのだが、すごくたくさんの人たちが並んでいて入れそうにない。明日の晩にまたチャレンジだな。