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心を癒されに旅した時のブログ

国境を越えてグァテマラに入国するのだ

今日は今回の旅で楽しみにしていたイベントの1つ「国境越え」をするのだ。パレンケから車で国境近くまで行き、川を船で渡りメキシコとグァテマラの国境を超えるのだ。そして再び車に乗り、世界遺産「ティカル遺産」の拠点、フロレス(Flores)を目指す。他のブログを見ると、このルートは舗装されていない場所も多く、結構大変なようで嫁ちゃんもあまり気乗りしていなのだが、ボクのたっての希望でこの「川越えルート」にしたのだった。300kmを越える大移動、超楽しみだ。

 

ホテルをチェックアウトする前に1人で散歩に出た。パレンケのADOバスターミナルがあったので行ってみる。

 

パレンケではツアーバスを利用しているのでADOなどの路線バスは使っていない。このバスターミナルは新しくとても綺麗な施設で、パレンケと多くの都市を結んでいる。今回は遺跡巡りや国境越えと移動をセットにしたので路線バスを使っていないが、移動だけならばこっちの方が全然安い。

 

ターミナル内の売店で水を買っておいた。

 

今日の天気は爽やかだね。昨日の朝までいたサンクリストバル・デ・ラスカサスとは違い、パレンケは標高が高くないので12月だけれども暖かい。コレがボクたちのイメージしているメキシコの気温だよ。

 

チェックアウトをしてホテルの前でピックアップを待つ。

 

時間通りには来ないな。

 

9時過ぎに迎えにきたがなんとニッサンの乗用車。バスじゃないのか?このままどこかに連れ去られたりしないよな・・・。

 

別のホテルで2人のイギリス人をピックアップし、グァテマラに向けて出発だ。

 

途中のコンビニでコーヒーとジュースを買う。37ペソ。このコーヒー美味しいな。

 

グァテマラ方面へ向かうとどんどん山や森が増えてくる。ケータイの電波も弱くなってきた。今回、メキシコ国内ではTelcelのSIMを使っているが、グァテマラでは滞在日数が短いためSIMを購入しない。オフラインでも使用可能な地図アプリ「maps.me」をあらかじめダウンロードしておき、その地図を見ながらグァテマラへの思いを馳せらせる。ちなみに「maps.me」はいろんな国の地図データをあらかじめダウンロードしておけるので便利だ。いろんな旅ブログでも紹介されている。

 

11時頃「タバスコ」の町でトイレ休憩。猪木が流行らせたというアノ辛味調味料の町だ。

 

12時に国境の町「エル・セイボ(EL CIEBO)」に到着。あれ?川超えてないぞ。すっごく楽しみにしていたのに川越えルートじゃないのか!残念・・・。

 

メキシコの出国手続きは簡単に終わった。他の人のブログに書いてあったような税金や賄賂などはとられなかった。

 

難民がいるのかな。陸続きの国って大変だな。

 

柵で囲まれた通路を歩いていると前方から人がやって来た。彼らはボクたちと逆にグァテマラからメキシコに入国する人たちだ。

 

通路を越えるとちょっとボロい小屋がある。

 

ココがグァテマラの入国審査の場所だ。メキシコ側とはエラい差だな。 こっちの入管でも賄賂や税金はとられなかった。

 

グァテマラ側で待機していた車に乗り換えだ。

 

目的地のフロレス(Flores)までは今来た道のりのと同じくらいの距離がある。先ほどまでは乗用車だったのでスピードを出すことができたがこのミニバンだとスピード出せるかなぁ・・・。

 

国境を超えたところでドライバーに『ここでグァテマラのお金ケツアルに交換しときな。コイツは友達だから大丈夫。』と言われ、500ペソだけ両替することにした。175ケツアル。レートは良いのかどうかは分からないので少しだけしかしていない。

 

 

そしていよいよグァテマラのフロレスへ向けてのスタートだ。景色は先ほどのメキシコとあまり変わらないな。国境越えただけだしな。

 

ひたすら走っているだけなのでお腹が空いてきた。同乗者のイギリス人の名前はマットとロバート。マシュマロクッキーをもらったのでオレたちは日本から持って来たジャパニーズソルトテイストクッキー(塩煎餅)をあげた。「美味いね!」と言ってくれたけど、この美味さをホントに分かってくれているのだろうか。

 

東南アジアで国境を越えた時にも思ったが、国境を越えても自然の景色はあまり変わらないけれども人の住んでいる環境などはやはり国によってガラリと変化する。アメリカとメキシコの間に大きな差があるのと同様、メキシコとグァテマラとの間にも大きな差がある。

 

随分と周りの景色が町になってきた。

グァテマラにもトゥクトゥク(みたいな乗り物)があるのだね。

 

なんだコレは?

 

13:40頃ガソリンスタンドでトイレ休憩。売店に行ってみたが、良さそうなモノはあまり売っていなかった。

 

ガソリンスタンドでは車の洗車をした。洗車といっても5〜6人の人たちがバケツで水と洗剤をぶっかけ雑巾で拭いていくのだ。

 

16時前にサンタエレナ(Santa Elena)のキンタマヤホテル(Hotel Quinta Maya)に到着した。

 

このホテルはツアーに含まれている宿で、今日から2泊する。

 

ホントはフロレスの島の中に泊まりたかったのだけれども、島には近いのでヨシとするか。

 

部屋に荷物を置いてフロントでランドリーの場所を聞いた。そろそろ洗濯をしないとヤバイのだ。

 

ランドリーは2ブロック歩くとあるそうだ。グァテマラは怖い町のイメージがあるので用心しながら歩くとヘンな店を発見。プーさん、ミッキー・・・。

 

「LAUNDRY」の文字が見えて来た。ココかな。

 

恐る恐る門をくぐってみる。

 

おばさんとおばあさんがいた。洗濯機もあるのでココだと思うのだが英語が通じない。困っていると奥から英語が通じるおじさんが出てきて助かった。このおじさんは少しだけだけど日本語も話すことができた。

 

カゴいっぱいの洗濯物で35ケツアル。少し高いと思うけれどもお願いした。2時間後くらいに取りに来てと言われた。

 

洗濯が終わるまで時間があるのでペテン・イツァ湖に浮かぶフロレス島まで歩くことにした。途中、ツアー会社があった。今朝までいたパレンケにも、次の目的地のチェトマルにも便があるようだ。

 

フロレス島に向かう橋の手前には大きなショッピングセンターがある。あとで行ってみようかな。

 

のんびり橋を渡ってフロレス島に到着。

 

「Peten」のロゴ。メキシコだけではなくグァテマラにもこういうのがあるんだね。

 

フロレス島は1周20〜30分もあれば歩いて回れる小さな島だ。

 

安宿や旅行代理店、お土産店などがある。

 

・・・ミッキーやミニオンズ・・・

 

湖の岸辺に行ってみた。だんだん夕方になってきたな。

 

夕涼みなのか人もたくさん集まって来ている。

 

屋台にも人が集まっている。今日の夕飯はココにしてみようかな。

 

屋台でケーキ・・・甘そう。

 

 

おかずを選んで注文する。12ケツアル。ビールは近くの店で2本で20ケツアル。結構高いな。

 

湖を眺めながら食べる。味は・・・。

 

雲が多く、夕日が沈む瞬間を見ることは出来なかった。そろそろ帰るとするかな。

 

ホテルに帰る途中、フロレス島の入り口にあるショッピングモールに寄ってみた。施設は新しくて綺麗なのだけど客が少ない。地元の人はほとんどいない。観光客向けのショッピングモールなんだろうな。

 

ショッピングモールの中にあるスーパーを物色。品揃えも豊富だ。

 

グァテマラのコーヒーやチョコレートもあるのでお土産をココで買うかな。VISAカードを使えることを確認したので明日時間があったら来てみようっと。

 

19時に洗濯物を受け取りに行ったらちゃんと乾いてた。助かった〜。 部屋に戻って、旅行代理店へ『明日の朝は5時ピックアップでいいよね?』と確認のメールをしたら『ホテルで朝食食べて8時にピックアップだ。』との返事。朝日を見たいと要望していたのでフロントで確認してもらって5時にしてもらった。危ない危ない。『ティカル遺跡の入場チケットは含まれているよね?』とこれまた確認すると『ノー』と。いやいやいや、バウチャーに「チケットは含まれている」と書いてあるぞ。KICHANからは連絡もないし対応が良くない。フロントのお姉さんにKICHANに電話をしてもらってチケットは含まれているはずだと伝えてもらった。途中で「あなた直接電話出る?」と言われたけれども言葉が通じないので話してもらった。

ツアーにチケットが含まれている確認が無事終わり、フロントのお姉さんに「I have no cash」と言うと「Don't worry」と言われた。国境で175ケツアルしか両替していないので現金が必要だと困るのよ。