ベトナムでも年が明けた。明けましておめでとうございます!
夜中に何度かトイレ休憩があった。到着予定時刻の6時になってもホアインまでまだ100キロくらいある。ニャチャンからホイアンまでは500キロちょっとの距離だが横になれたので熟睡できた。明るくなってきて辺りを見ると田んぼで沢山の人が働いている。ベトナム人は正月から働き者だな。
予定より3時間近く遅れて9時前にホイアンのシンツーリストに到着。昨晩はシャワーを浴びられなかったのでオフィスの奥で着替える。今日はホアインを観光したあと、午後からはダナンに向かう。時間があればホアインにも泊まりたかったのだが、今度またゆっくり来よう。
シンツーリストの人に「腰が悪いから2時間くらい荷物置かせて〜」とお願いし、身軽になって出発した。
朝食を食べられそうな店(屋台)を発見!
まずは腹ごしらえということでその屋台でフォーを食べる。一杯25,000ドン。ベトナムの国民食であるフォーは寝起きの胃にも優しい。
世界遺産であるホイアンの古い町並みは入場料がチケット5枚綴りで120,000ドンだった。町並みのエリアに入ったあと、いくつかの有料の建物に入るにはこのチケットをちぎって渡すみたいだ。
旧市街のこのエリア一帯がディズニーランドのようなアトラクションみたいな感じだ。想像していたよりも観光地化している。観光客がたくさんいるしお土産物屋もたくさんある。この日はTVの取材もしていた。
まずは通称「日本橋」に行ってみる。1593年に作られた屋根付きの橋で当時ホイアンに住んでいた日本人がつくったそうだ。ボクは日本で見たTV番組でこの橋の事を知り、行ってみたかったのだ。
他にも「地球の歩き方」を参考にしていくつかの建物を見学する。
子供の頃には寺院などは全く興味がなかったけれども、大人になった今はこういう場所はなんか落ち着くな。
お腹が空いたのでエリア内の市場でランチ。どこの国に行っても市場には行くようにしている。高級レストランで食事するよりも地元の人も行く屋台や市場の方が安くて美味い。
市場の中を歩きながら店を物色し、お客さんも多くて美味しそうな店で、ぶっかけご飯(50,000ドン)とエビ焼きそば(30,000ドン)を注文。美味かった。
ランチのあとも、いくつか建物やお土産屋を廻ってみた。
この市場もとても広いので丸一日かけてゆっくり見てみたいが、今回はそんなに時間が無いのが残念だ。
若者が仏像などの木彫りをつくっている店があった。聞いてみると10代だとか・・・。ノミで掘っていく姿はまさしく「職人」だ。すごい。
そろそろゆっくり見る時間がなくなってきた。ダナンに行くためのバス乗り場の場所を探さなくてはならない。ホイアンのエリア内にあるAPTトラベルで日本の方にバス停の場所を聞いてみた。ココから少し離れた場所にあるようだ。
荷物を預けていたシンカフェに一旦戻り、バックパックを背負ってバス停まで歩く。
わからなかったので途中途中でネットカフェでゲームしている子供やガゾリンスタ
ンドのお兄さんにバス停の場所を聞く。
バス乗り場を発見するとすでに黄色いバスがいたので走って飛び乗る。バスは一人で50,000ドン。事前に調べていた価格よりかなり高い。ネットの情報にも書いてあったがこれは外国人価格だ。地元価格表を指差して「こっちの価格にしてよ」と言ったけれどダメだった。外国人観光客だからと足元みとるな・・・。
その後別の乗員のお兄さんが20,000ドンずつこっそり返してくれた。優しいね。
ホイアンを抜けるまでは時速10km/hも出ていないのでは?と思われるほど超ゆっくり走っていて、道端を歩いている人たちに何人も追い抜かれた。このバス壊れてるのか?と思ったが、中心地を抜けるとスピードが出てきたので安心。
ダナンに行く途中にある「五行山」という山に立ち寄る事にした。通称「マーブルマウンテン」。大理石で出来た山だそうだ。洞窟もいくつかあるみたいで、洞窟好きのボクとしてはぜひ見てみたい。
バスの乗員に「マーブルマウンテンに行くから途中で降ろしてくれ」とあらかじめ言っていたのだが、ノンビリ揺られていたボクたちに急に「ここで飛び降りろ!」とどなり、ビックリしながら走っているバスから飛び降りた。あのぉ、ボクはギックリ腰なんですけど・・・(涙)
これが「マーブルマウンテン」。
五行山の入山料は一人15,000ドン。ペプシと水も買って全部で55,000ドン。ギックリ腰が痛いのでバックパックを売店にお願いして預けて登る。売店のおばちゃんには「16時に店閉めるからそれまでには戻ってきてね〜」と言われた。あと1時間しかないな・・・。
石の階段は傾斜がキツかったが展望台からの景色は良く、周りの景色も遠くまで良く見えた。山腹にある古い寺院も趣があった。
洞窟の入り口を入ってみると中には広い空間があり、とても冷んやりしていた。
天井にはいくつもの穴が開いており太陽の光が降り注いでいる。
その降り注ぐ太陽の光が仏像の灯りとミックスしてとても幻想的であった。
今度は別の洞窟に入ってみた。上部へ続く細い穴をくぐると山頂近くまで行くことが出来る。そこからは360度の絶景が広がる。
もう一つ洞窟があるみたいだけれど荷物を預けてる売店のおばちゃんと約束した時間になるので降りることにした。
五行山のタクシー乗り場からにダナンへ向かった。途中パチもんらしき黒ネズミちゃんにを見かけた。
そしてホテルに到着。今日のホテルは今回の旅で一番良いホテルだ。五行山からダナンのホテルまでのタクシー料金は97,000ドンだったので100,000ドンほど渡す。残りはチップさ!
ホテルにチェックインして部屋に入る。全く知らなかったのだが、今回の宿泊には、なんと30分マッサージがついてるとか・・・。
そんなに高くない部屋なのになんかラッキーだ。とりあえずシャワーを浴びてマッサージを受けてくる。ギックリ腰だから、腰、肩、首・・・丹念に揉んでもらう。極楽極楽ww。
体が軽くなったところで、夕飯を食べるためにナイトマーケットに行くことにした。「地球の歩き方」を見ながら小雨が降る中をずいぶん歩いたけれども見つからなかった。結局ナイトマーケットには行けなかったけれども、途中の屋台のチキンライスが美味しそうだったので頼んでみた。20,000ドン。シンガポールやマレーシア、タイなどのチキンライスのように蒸し鶏ではなく焼いた鳥でとても香ばしく美味しかった。
その後、暗い夜道を再び歩き回り、美味しいのか美味しくないのかよくわからない店で焼き鳥とオムレツを注文。アルコールは無かったのでコーラを注文してさっさと食べてすぐに出てきた。36,000ドン。
その後、川沿いの道を散歩した。今回ダナンに立ち寄った理由の一つに、以前TVで見たベトナム紹介番組でのダナンの「ロン橋(龍)」のライトアップがとても綺麗だったので見たかったのだ。いろんな色に変化しながら夜の川面を照らしている。
ずいぶん歩いて橋まで到着したのだが、なんと龍の顔は遥か遠くにある反対側の岸だった・・・。ギックリ腰のボクは尻尾の方を見ただけで、顔を見るのは諦めてしまったのだ。
最後にホテル近くの屋台でフォーとハイネケンを注文。そろそろフォーも飽きてきたので食べるつもりはなかったのだが、ラーメンっぽかったので食べているベトナム人カップルに「美味しい?」と英語で聞いたら、「美味しいよ」と日本語で返答。いきなり日本語を聞いてビックリ・・・。
元旦もそろそろ終わる。続きは明日。