tabisuki-oyaji

心を癒されに旅した時のブログ

大晦日なのにバス泊するのだ

昨日やってしまったギックリは朝起きてもあまり改善していなかった。少し痛い・・・。しかしホテルで安静にしてるのも勿体ないので、湿布を貼ってコルセットを強く巻いてニャチャンの朝の街に出てみた。今日は大晦日なのだ。

 

道端で将棋?を指しているおじちゃんたち、朝から大きな荷物を運んでるおばちゃん、日本の大晦日のような慌ただしさは見当たらない。

 

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値段は昨日食べたフォーと同じ20,000ドン。スプライトを買って道端に座って朝食。

ベトナムドンの手持ちが少なくなってきたので両替をしようと思いシンカフェに行ってみたがホーチミンの空港よりもレートが悪かった。1円が155ドン・・・。近くにあるパームビーチホテルでレートを聞いてみると1円が170ドン。こっちの方が少し良いので2万円ほど両替した。

 

今日の夜は19時のスリーピングバスに乗ってホイアンに向かう。それまで観光をするのだが海水浴をするほどは暖かくないので自転車を借りて近場を巡ってみることにした。ギックリは痛いけれども跨ってしまえばペダルを漕ぐのは大丈夫だと思う。出かけることにしたのでホテルをチェックアウトし夕方まで荷物を預かってもらうことにした。

ホテルから歩いて5分の距離にあるシンツーリストに行ってレンタサイクルを聞いてみると1台70,000ドンだそうだ。2台借りることにしてデポジット(600,000ドン)の代わりにパスポートを預けた。10分程すると、どこからか自転車が運ばれてきた。見事にママチャリで結構ボロい・・・。

 

自転車を押して乗ろうとしたのだがやはりギックリが痛い。腰に負担をかけると激痛が走る。そこを我慢してなんとか乗って漕ぎ出すと腰への負担もなくなりうまく漕ぐことが出来る。海沿いのメインロードを風を受けながら走るのは気持ちが良い。一度止まると再び漕ぎ出す時に腰に負担がかかって痛いのでなるべく止まらないように進んだ。

 

最初の目的地は市の中心部から3.5km北にあるホンチョン岬だ。昨日ポー・ナガル塔で出会った新婚さんに教えてもらった観光地だ。結構距離があるけれども自転車なら行けない距離でもないし、ペダルを漕いでいると腰のリハビリになるかなと思う。途中でビーチの側を通ると日差しも強くないのに欧米人は元気に泳いでいた。海の沖に浮かぶ島にある一軒家や、海の真上に建っている家など、周りの景色を眺めながらノンビリ走っていった。

 

緩やかだけれども長い登り坂を越え、次に下り坂をペダルを漕がずに下りきったところを右に曲がるとホンチョン岬の入り口だ。そこから料金所がある入場口までは急な登り坂で自転車を漕いで登るには腰に負担がかかりすぎて無理だ。仕方なくギックリを庇いながら自転車を押して登った。

 

22,000ドンのチケットを買って中国風の門をくぐった。

 

庭園を通り過ぎると海が開けていた。そして巨大な岩が見えてくる。これがホンチョン岬だ。岬にある巨大な岩まで行ってみたいのだが、そこまで足元の悪い岩だらけの道をギックリの腰で岩を乗り越えながら歩いて行くのは不可能だと判断し、ボクは岬の入り口で待っていることにした。

 

一人でノンビリ空と海を眺めていると、先まで行っていた彼女が戻ってきて「岩を乗り越えなくても歩ける道があったから先まで行ってみない?」と言うので行ってみることにした。

 

岩と岩の間にある砂の道を歩いて行くと巨大な岩まで無事に辿り着けた。なかなかニャチャンに来る機会もないだろうから、今回岬の先まで行けて良かった。

 

岬の岩を眺めることが出来るカフェで休憩することにした。ビールと飲もうと思ってメニューを見るとハイネケンとタイガービールしか無かった。何故ベトナムビールが無いのだ・・・?

 

せっかくニャチャンに来ているのでランチは海の近くの店で海の幸を食べることにした。自転車で走りながら何件かの店を見て地元の人が何人か食べている店に決めた。店先にはいろんな生物がタライに入れられており、なんとカブトガニまでいた。日本では天然記念物のカブトガニ・・・ボクの子供の頃は近くの港にたくさんいたけど最近は見ないなぁ。・・・美味しいのか?

 

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せっかくなので伊勢海老だかロブスターだか分からないけれど大きな海老を食べることにした。1キロあたり800,000ドン。1匹は焼いて1匹は茹でてもらった。2匹合わせて550gで474,000ドン。2,600円くらいかな。う〜ん・・・ベトナムにしてはちょっと高いか?

 

隣のテーブルには中学生くらいの地元の子供達がいた。いろいろ話しをして仲良くなって「向日葵の種」をボク達にくれた。海老を食べ終わって口が寂しくなっていたので、このヒマワリをビールのおつまみにした。周りを見回すと、種の殻や食べかすなどを地元の人は床に落としている。そして客が帰ると店の人が掃除をしていく。日本では考えられないけれどそういう文化なんだろうね。店を出るときには、もう会うことも無いであろうその中学生たちと記念撮影をした。

 

今度は自転車をこいで4kmくらい南に下った。沖に浮かぶチェー島まで繋がっているケーブルカーを見に行くことに。自転車を乗ってる間はギックリは気にならないが、止まって再びこぎ出す時などは腰に力が入って痛い・・・。途中で遊園地や港の風景を眺めながらケーブルカー乗り場まで辿り着いた。

 

広い駐車場には車が止まっていなく、駐輪場には見たこともない数のバイクが停まっている。ホント、ベトナムはバイク大国だよな・・・。ボクたちは乗ってきた自転車を駐輪場に停めた。2,000ドンなので12円くらいか?

 

 対岸のチェー島にはヴィンパールランドという大型アミューズメント施設があり大きな水族館もあるそうだ。行ってみたいけれど今回は時間が無いので諦めることにした。地元の中学生たちが「いま何時ですか?」と聞いてきたので答えて、そのあといろいろ話をしてせっかくなので記念撮影をした。

 

帰りの道端でバナナ揚げをオバちゃんたちが売っていた。揚げたてで美味しそうだったので買ってみることにした。ひとつ2000ドン。海岸近くに自転車を停めて食べてみる。美味しい。

シンカフェに自転車を返却し、軽い夕飯を食べるために通りをブラブラと歩く。奥に学校っぽい建物が見えたので近づいてみると空軍の施設だった。門の奥に戦闘機が飾ってある。ベトナムは社会主義国なのでロシアの戦闘機なのかな・・・?銃を持っている門兵に「入っていい?」と聞くとNO!、「写真撮っていい?」と聞いてもNO!。残念。

 

近くの食堂でぶっかけご飯を食べてみる。好みのいろんな 野菜や揚げ物を載せて少し甘いタレをかける。ボトルに入っている飲料水は美味しくないがご飯は美味い。こういうの好きだな。20,000ドン。

 

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預けておいた荷物をホテルで受け取り、シンツーリストに行く。今日はココからスリーピングバスに乗ってホアインに向かう。店の前からバスに乗れるので便利だ。ベトナムはバスを使えば安価に旅することが出来るので嬉しい。

 

昨日買っておいたバスのチケットをカウンターに渡してチェックインすると水とオシボリをくれた。19時出発予定だが随分遅れて19時40分にバスが出発。

 

座席がリクライニングになっている日本の深夜バスと違い、2段になっていて横になれるのが快適だ。少し寒いので寝袋と貴重品だけ持ち込んで大きな荷物は車の荷物入れに入れてもらった。

 

バスが出発し、窓の外を眺めるとビーチ沿いの通りは年越しイベントで盛り上がってる。今日は大晦日。日本にいると紅白見ながらお酒呑んで盛り上がってるのかな・・・。

楽しそうな人たちを見てるとニャチャンにもう一泊すれば良かったかも・・・と思ってしまう。スケジュールの関係でさっさと北上しないといけないんだけど寝台バスで年越しか・・・年越し蕎麦食べたい(笑)。

 

市街地を抜けると電波を拾えなくなってwifiも使えない。寝るしかないかな・・・。

22時前、道路沿いの寂しい場所でトイレ休憩。車内にトイレがないのでココで約10分のトイレ休憩の後、再び出発だ。そして・・・バスの中で日本の新年を迎える。日本では大騒ぎなんだろうな。コッチは時差の関係でまだ22時。することが無いので再び寝る。続きは明日。